いた50代の男性患者は、上咽頭ガンの再発による咽頭部閉塞で食べ物の飲み込みが困難だったのですが、「メシマ」服用後に調子がよくなり、無事退院しました。
また、閉塞性黄疸を起こし、胆汁を外に排出するPTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)治療をおこなっていた膵臓ガンの40代男性は、「メシマ」を飲み始めてから3日くらいで、本当かうそか、それまでの抑うつ気分が驚くほど改善されました。当院では、「メシマ」を、とくに積極的にすすめているわけではありませんが、「どうしてもメシマを」と希望される患者さんが後を絶ちません。
患者さん仲間の口コミで広まったり、いろいろと情報を収集されているようです。
ガン患者さんというのは、たいてい過去にいろんな療法を試しておられます。なかでも抗ガン剤が多く、結果として、うつ状態に陥ることが少なくありません。
私はいつも「気分が後ろ向きになったら死んでしまうよ」といっていますが、それほどメンタルな部分が病状に与える影響は大きいのです。
予防的に用いるのがいちばん効果的
「メシマ」は、末期ガンよりもむしろ、腫瘍を完全に取り除いた後の再発予防に用いるのが効果的だと思われます。
たとえば、乳ガンでは術後5年〜10年を経て、もう安心だと思っているころに突然再発する場合があります。
再発・転移した患者さんは、終末期になるにしたがって、免疫機能が下がり、かならず全身状態が悪くなっていきますから、いかに自己免疫力を維持していくかが、治療後の課題といえるでしょう。
「メシマ」を飲んでガンが消えたという報告も目にしますが、これについては、私自身、データを全部まとめていないので何ともいえません。
ただ、ガン治療においては、NK活性を高めておくことが、いちばん必要なことだという印象を、強くもっています。
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