私は、以前から免疫療法を取り入れてきましたが、この療法に自身が持てるようになったのは、メシマコブとの出会いからです。
免疫力を高める方法の一つとしてメシマコブを組み入れ、基本的には、悪性腫瘍の患者に使う方針をとっています。
50歳の男性の場合、肺がんとしてかなりステージが高く、肺に水が溜まり、余命1〜2ヶ月といわれていました。手術後抗がん剤を投与されていたため副作用がひどく、食欲は落ち、口中は荒れ、白血球はほとんど下がるといった状態でした。「とにかくしんどい、何とか助けてください」というので、メシマコブを1日に3回(3g)を飲む措置を取ったところ、患者は結局半年間余命を永らえることができました。その間、「大分楽になった、夜も眠れるようになった」と少々元気を取り戻していました。
この患者の場合、メシマコブは、副作用の症状を緩和し、QOLの向上にかなり貢献したと思います。
当院の従業員、57歳の女性の場合も、10年前に甲状腺ガンの手術をしましたが、肺に転移し、放射線治療をしていましたが、「全身がだるい、しんどい」と訴え少々やせてきたので、メシマコブの服用を勧めました。
その後、把手状に広がったガン細胞はそのままで、大きくなってはいません。また、ガンのステージとしてはかなり高いほうですが、多少咳が出る程度で、大変元気に夜勤も当直も普通にこなし、看護婦として通常に働いています。
これまで、メシマコブの投与を続けてみて、副作用の発症や症状の悪化は皆無です。
メシマコブのすぐれた特長は、単体での改善実績もさることながら、化学療法、放射線治療と併用した場合、その効果が高まる点です。
メシマコブは、副作用による免疫機能の低下を回復させ、食欲増進、体重維持、痛みの緩和などをもたらすことは実証されたと思います。 |