再発予防のために化学治療を続けられた40代の乳ガンの女性です。
乳ガンの化学療法では、タキソテールやタキソールのような強い抗ガン剤を使ったり、アドレアマイシンや5-FUなどを2〜3種類を組み合わせて投与するのが一般的です。
しかし、それらの治療を施すと、かならずといってよいほど白血球や血小板の減少、吐き気、脱毛などの副作用が現れます。
この女性も、最初はやはりNK活性が低く、化学療法をおこなった後は、いつも白血球数が1000〜2000弱(正常値は4000〜8500)に減っていました。
ところが「メシマ」を飲み始めてからNK活性が上がり、化学療法をおこなっても白血球の減少が見られなくなりました。
しかも身体はだるくならないし、吐き気もない。「メシマ」のおかげで調子がよいと喜んでいました。
化学療法を施行すると免疫能が低下するのがふつうですから、「メシマ」の服用で自己免疫力が高まり、それが副作用の抑制に働いたと思われます。
この女性はその後、ご自身の闘病体験を生かして医療カウンセラーの仕事に従事し、今は「メシマ」だけを常用されているようです。
【症例3 直腸ガン】
直腸ガンの40代女性は、手術前に肝転移が見つかり、「メシマ」の投与と当院での手術を希望して、来院されました。
最初に訪れた、がん専門病院ですが、「抗ガン剤はいっさい使いたくない、ご飯だけ食べられるようにしてください」という希望を受け入れてもらえず、結局、当院で手術を受けることになったのです。
肝転移が激しいため、2回ほど血管内治療をおこなったのですが、腫瘍は小さくならず、むしろ除々に悪化するという感じでした。正直なところ、私自身も外科スタッフも、手術した時点であと1〜2ヵ月もつかもたないかと思っていました。
ところが本人は「メシマ」を飲んでいるせいか、腹水もたまっておらず、ご飯もふつうに食べられるほど元気に生活しているのです。
人間の生とは不思議なもので、過去の経験則をもって、「この状態だから余命はあとどのくらい」とは単純にいえないことがわかります。
来院されてからもう1年以上経過していますが、ガンと共存しながら生活しているよい見本のように思います。
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