で治療のかぎりを尽くした人や、化学療法や放射線治療などを続けてきた人がほどんどです。ガンの種類では、肺ガン、乳ガン、頭頸部ガン、消化器ガンが多く、末期の症状を呈している場合も少なくありません。
当院では2年ほど前から「メシマ」を導入し、現在、15名あまりに、これを投与しています。ただ、「メシマ」単独のケースは少なく、大部分の患者さんが丸山ワクチンやほかの健康食品を併用されています。
こうした事情から、治療の効果が何に由来するかを特定するのは非常に困難なのですが、それでも、「メシマ」の効果と思われる改善例がいくつか観察されています。その中からとくに顕著だったケースをご紹介しましょう。
【症例1胃ガンの胸膜転移】
最初に紹介したいのは、「余命1〜2ヵ月、ターミナルケアをよろしく」との紹介で専門病院から転院してきた50代の女性のケースです。原発巣は胃ですが、術後に再発して胸膜転移が見られ、水がかなりたまっていました。いかんともしがたい状態でしたが、おそらく低分化腺ガンだろうと思い、比較的副作用の少ない抗ガン剤(レンチナン、マイトマイシン、5-FU)を少量ずつ組み合わせて投与し、途中から「メシマ」を追加しました。
この結果、まず胸水がなくなり、腫瘍の縮小も急速に進んで、CT検査では、ほぼ消失に近いくらい小さくなりました。
退院後は、自宅で丸山ワクチン(週3回)と「メシマ」による療養を続けたのですが、足の骨に転移したため、放射能で対応しました。
その後、「ちょっと咳がでる」というので、レントゲンで調べたところ、肺に7センチ大の腫瘍が見つかり、本人の希望もあって、ガンの成長を阻止する血管内治療をしている医院を紹介しました。
この間、本人はいたって元気で、気落ちしてあきらめるといった様子はまったく見られませんでした。
紹介先の医院では、「肺の転移には効かないかもしれない」という懸念があったものの、実際にはわずか2回の治療で消失するという著効を示しました。
私の経験では、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性が低ければ、治療しても助からないことが多かったのですが、この女性の場合、来院時のNK活性(自己免疫力)が非常に低かったにもかかわらず、「メシマ」を飲んでから著しく上がったという事実があります。
抗ガン剤、放射線、血管内治療などの治療が、すべて功を奏したのは、「メシマ」を飲むことで、自己免疫力が上がり、治療効果が高まったためと思われます。
現在、原発巣の腫瘍はあばたのあとくらいになり、肺のほうもレントゲンに少し影が映ってる程度です。咳もとまり、今もなお「メシマ」と丸山ワクチンを継続されています。
|