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末期ガンでも腫瘍の消失や縮小といった著効があることは確かです。しかし、年齢(高齢)や過去に受けてきた治療内容、本人の心の持ち方などにより、必ずしも「大丈夫」と太鼓判を押せるわけではありません。
末期ガンに対して、「メシマ」にも最も期待されているのは、副作用の軽減、QOLの向上、延命効果などです。臨床観察に当たってきた医師の報告からもうかがえるように、「メシマ」には、ガン特有の痛みや吐き気、倦怠感、食欲不振、体重減少などの諸症状を緩和する効果があります。この結果、一般の治療だけで済ませた場合に比べ、穏やかで充実した余生を過ごされる患者さんが多く見受けられます。
「メシマ」は、患者さん本人だけでなく、看護や介護に当たる周囲の人たちにも、大きなメリットをもたらしているように思います。 |